今回は、まじめな子ほど時間がかかるという当たり前の話です。
最初にPCMAXで知り合った、ちさとちゃん(仮名)という子の話をします。
26歳、大宮の歯科医院で働く歯科衛生士。国家資格を持っていて、実家暮らし。絵に描いたような堅い職業の子です。
やり取りを始めてから会うまで18日。3回会って、3回目の日に今の関係になりました。
出会い系の記事って「即会える」「その日にヤれる」ばかりですよね。
でも、実際に長く続く相手って、だいたい逆側にいます。
まじめな子が見ているのは、あなたが面白いかどうかではなく、安全かどうかだけです。
面白い話をしようとして滑る人が多いんですが、そこは採点対象ですらない。
今回は、その「安全さの証明」を、私がどう積み上げたかの話です。
なお以後、彼女のことは仮名で「ちさとちゃん」と呼びます。

きっかけは「お茶」の板の、そっけない3行
見つけたのは、PCMAXの掲示板の「お茶友・まったり」系の板です。
「今すぐ会いたい」の板は、正直かなり殴り合いです。競争率が高いし、業者も多い。
私が最近ほとんどの時間を使っているのは、こういう地味な板のほうです。
そこにあったのが、これでした。
「平日休みなので、昼にお茶できる方。夜と飲みは無理です。すぐ会おうという方はごめんなさい」
ちさと、26歳、大宮。
……この書き込み、9割の男は飛ばします。夜も飲みも即会いも全部封じられているので、旨味がないように見えるんですね。
でも私は、この板でこの手の書き込みを見つけたら最優先で返します。
理由は単純で、条件を細かく書く子ほど、本気で相手を探しているからです。遊び半分の子は、条件なんて書きません。

1通目に「顔写真」を先に出した
送った1通目は、これです。
「はじめまして。私も昼のほうが気楽なので、そのままで大丈夫です。急かさないので、気が向いたときに返してください。……いきなりですが、先に写真を送っておきます。人となりが分からないほうが怖いと思うので」
そして自分の顔写真を先に送りました。加工なし、平日の昼に撮ったやつです。
これ、抵抗がある人が多いと思います。私も昔は嫌でした。40近いおじさんの顔ですから。
でも、まじめな職業の子に対しては先に顔を出したほうが、圧倒的に返信が来ます。
向こうが一番怖いのは「顔も分からない人と会うこと」であって、こちらがイケメンかどうかではないので。

返信は、2日後に来ました。
そこから18日間、私がやったのは生活の粒度を見せることだけです。
かっこいい話は一切しません。今日の昼に食べたものとか、会社の階段が急とか、そういうどうでもいい話。
生活が見える人は、怖くない人になります。逆に、仕事の年収やモテ話を書く男は、それだけで危険物として処理されます。
1回目:大宮のカフェで、90分。LINEは聞かない
初めて会ったのは、18日目の平日の昼過ぎ。大宮駅前のカフェです。
現れたちさとちゃんは、想像どおりの人でした。黒髪のミディアムボブ、ネイビーのニット、白いパンツ。姿勢がいい。
医療系の人特有の、手元がきれいな感じがありました。
話したのは、患者さんが治療を途中でやめてしまう話、院長が新しい機械を買ってばかりの話、婚活アプリで疲れた話。
ここで私が守ったのは、ひとつだけ。LINEを聞かないことです。
90分で「そろそろ行きますね」と私から切り上げて、その場では連絡先も次の約束も出しませんでした。
別れ際に彼女が「え、次って……」と言いかけたのを、「PCMAXのメッセージで大丈夫でしょ」と流して終わり。
急がないことを、行動で1回見せる。言葉で「急がないよ」と言うのは誰でもできますが、行動でやる男はほとんどいません。
2回目・3回目:水族館で、はじめて距離が縮んだ
2回目はその9日後、同じく昼で、今度はごはんを食べました。ここでようやくLINEを交換しています。彼女からでした。
3回目が、その2週間後。彼女のリクエストで水族館です。
正直、40近い男が平日の水族館に行くのは、それなりに気恥ずかしいものがあります。
でも行ってよかった。暗くて、静かで、並んで歩く場所というのは、こういう関係の子には効きすぎるくらい効きます。
カフェは向かい合わせなので、ずっと「面接」の姿勢なんですよ。
水槽の前は横並びで、しかも顔がよく見えない。彼女がぽつぽつ本音を話し始めたのは、そこからでした。

私は「じゃあ職業の話はもうしない」とだけ返しました。以後、本当に一度もしていません。
水族館を出たのが18時で、そのあとごはんに行って、その日は帰りませんでした。
……続きは、例によってここには書きません(笑)
ひとつだけ書いておくと、18日と3回のデートは、遠回りではなく必要な工程だったということです。
この子に初日で手を出していたら、間違いなく次はありませんでした。
今は、月に1回。彼女のペースで
あれから、ちさとちゃんとは月に1回会っています。だいたい平日休みの昼から。
彼女は実家暮らしなので、泊まりは月に1回が限界です。「友達の家」ということになっているそうで、そこは申し訳ないと思っています。
面白いのは、彼女のほうが慎重だったぶん、関係が始まってからは全然崩れないことです。
急に消えない。ドタキャンしない。返信も必ず来る。まじめな子は、始まってからもまじめでした。

この体験から言えること(失敗も含めて)
いい話だけだと嘘になるので、裏側も書きます。
同じ時期にやり取りしていたのは5人。会えたのはちさとちゃんだけです。
うち2人は業者でした。見分け方は毎回同じで、2〜3通目で「LINEに移りましょう」か「こっちのサイトのほうが早い」と言ってきたら黒です。本物の女性は、警戒しているぶん、そんなに早く外に出たがりません。
1人は写真を要求され続けて終了、1人は数通で自然消滅。打率2割です。
そのうえで、ちさとちゃんの件で効いたのはこの3つでした。
- 書き込みの条件を、そのまま全部守る(夜NGと書いてあるなら昼に誘う。それだけで上位に入れます)
- 自分の顔写真を1通目に、こちらから出す(安全の証明はこちらから先に払う)
- 初回でLINEを聞かない・次の約束もしない(急がないことを言葉ではなく行動で見せる)
ちなみに、これは私が過去に散々失敗したから分かることです。
若い頃の私は初回で必ずLINEを聞いて、必ず嫌がられていました。あれは相手の警戒心を回収しに行く行為なんですよね。
まとめ:ちさとちゃんに会えたのは、PCMAXだったから
最後に、なぜPCMAXだったのか。
理由は、板が細かく分かれているからです。
「今すぐ会いたい」だけのサイトだと、ちさとちゃんのような子はそもそも書き込みません。怖いので。
PCMAXには「お茶友」「まったり」といった、ゆるい目的の板がちゃんと生きている。だから慎重な子の書き込みが残ります。
会員数2,000万人という母数は、こういうところで効いてきます。
地味な板でも人が回るのは、全体の人数が多いサイトだけなんですよ。過疎サイトは、地味な板から先に死にます。
登録は無料です。まずは「お茶友」の板だけを、10分眺めてみてください。
即会い狙いの人が全員素通りしている場所に、いちばん続く相手がいます。
あなたの街にも、「すぐ会おうという方はごめんなさい」と書いて、返事を待っている26歳がいます。

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